・予備格付(Expected Ratings)
格付が「予備」として言及される場合、「格付される予定」と記される場合又は格付符号に(EXP)が付される場合、これは、最終文書に関するフィッチの予測に基づき(通常は当該発行体から受領した最終文書案のレビューに基づき)、正式な格付が付与されていることを示している。かかる最終文書がフィッチの予測どおりであった場合、予備格付は、通常、最終格付に切り替えられる。ただし、最終格付に切り替えられる前に予備格付が取り下げられた場合には、この限りではない。同様に、予備格付が最終格付に切り替えられる前に格付アクションの対象となった場合、最終格付が当初の予備格付と同水準で付与されない可能性がある。予備格付は、通常、当該発行体による発行日の決定に従い、短期間に最終格付へと切り替えられるが、予備格付が付与されてから最終格付が付与されるまでの期間においても、予備格付は、最終格付同様、格上げ、格下げ、格付ウォッチ又は取り下げの対象となる可能性がある。
・非公開格付(Private Ratings)
フィッチは、また、例えばその債務が市場で売買されない、又は、内部評価基準若しくは規制に関連する目的から格付を必要とする法主体に対して、非公開格付を提供する場合がある。これらの格付は、通常、格付先に直接提供される。したがって、当該格付先は、かかる格付を第三者に開示する場合、その後の格付変更についても、当該第三者に通知する責任を負うこととなる。
非公開格付は、当初に「特定の時点(point-in-time)」のものとして開示されない限り、公開格付と同様の分析、委員会プロセス、サーベイランスの対象となる。
・プログラム格付(Program Ratings)
企業金融やパブリック・ファイナンス等の債券発行プログラム(ミディアム・ターム・ノート・プログラム等)に付与されるプログラム格付は、当該プログラムの下で発行される標準的な債券のみに対するものであり、全ての債券に適用されるわけではない。
・IO格付(“Interest-Only” Ratings)
IO格付は 金利ストリップ部分に付与される。同格付は、自発的又は非自発的な元本返済により、証券保有者が当初投資額の一部又は全部を回収することができない可能性を示すものではない。
・PO格付(“Principal-Only” Ratings)
PO格付は証券保有者が当初投資元本を、償還日までに受領する可能性を示すものである。
・RR格付(“Rate of Return” Ratings)
RR格付は、キャッシュ・フローの正確な時期を示すことなく、投資家があらかじめ設定された一定の内部収益率を得られる可能性を測るものとして付与される。