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ホーム銀行トップ>銀行プレスリリース

国内大手3銀行グループを格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に

2009年04月10 日  17:20

フィッチ・レーティングス−東京/ロンドン−2009年4月9日:
フィッチ・レーティングス(フィッチ)は本日、国内大手3銀行グループ(株式会社みずほフィナンシャルグループ(MHFG)、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG))および一部傘下銀行の格付を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象とした。今回の措置の対象となったグループ持株会社および傘下子会社の格付は、本プレスリリース最後部に記載のとおりである。

今回の格付アクションは、大手銀行がその規模ゆえに高い相関性を持つマクロ経済の後退により、資産の質、自己資本の質および中核事業の収益性が引き続き負の影響を受けていることから、大手銀行グループの個別の財務力への下方圧力が高まっているとのフィッチの懸念を反映したものである。

フィッチは、各グループの個別財務力についての懸念から、長期発行体デフォルト格付(IDR)および個別財務格付を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象とした。3行はいずれも現在、サポート格付「1」およびサポート格付フロアー「A」(本日「A」に引き上げられた)を付与されているが、フィッチの見解では、個別財務格付が現在の「B/C」を下回ることとなった場合、そのような個別財務格付水準はもはや長期IDR「A+」に見合うものではない。よって、3行すべての長期IDRを格付ウォッチ「ネガティブ」の対象とした。

国内外のマクロ経済環境の悪化に伴う企業業績の急激かつ急速な悪化、倒産件数の増加、不動産価格の下落を含め、厳しいマクロ経済環境の影響が深刻化している。フィッチは、大手3銀行グループの2009年3月期決算が発表されると、これらの懸念が浮き彫りになるものと予想する(SMFGが本日、与信関係費用の増加、投資の減損および繰延税金の調整を主因として、通期業績予想の下方修正を発表したが、こうした状況は多かれ少なかれ他の2グループにも当てはまると考えられる)。フィッチは、各グループの決算および増資を含めた中期経営計画の正確な詳細について慎重に検討し、足元の厳しい状況を乗り切るために有効な対策が計画されているかどうか見極めることとする。各グループがこれらの点を明確に示した後、フィッチは格付ウォッチ「ネガティブ」を解除する予定である。

株式会社みずほフィナンシャルグループ(MHFG)、株式会社みずほ銀行(MHBK)、株式会社みずほコーポレート銀行(MHCB)、みずほ信託銀行株式会社(MHTB)
−外貨建て/円建て長期IDR:「A+」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に
−外貨建て/円建て短期IDR:「F1」に据え置き
−個別財務格付:「B/C」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に
−サポート格付:「1」に据え置き
−サポート格付フロアー:「A」に引き上げ
−MHBKおよびMHCBの無担保優先債務格付:「A+」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に
−MHFGの優先出資証券の格付(Mizuho Capital Investment (EUR) 1 Limited、Mizuho Capital Investment (USD) 1 Limited、Mizuho Financial Group (Cayman) Limited):「A」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に

株式会社三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)、株式会社三井住友銀行(SMBC)、欧州三井住友銀行
−外貨建て/円建て長期IDR:「A+」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に
−外貨建て/円建て短期IDR:「F1」に据え置き
−個別財務格付:「B/C」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に
−SMFGおよびSMBCのサポート格付:「1」に据え置き
−SMFGおよびSMBCのサポート格付フロアー:「A」に引き上げ
−SMBCの無担保優先債務格付:「A+」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に
−SMBCの上位劣後債務格付:「A」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に
−SMFGの優先出資証券の格付(SMFG Preferred Capital USD 1 Limited、SMFG Preferred Capital GBP 1 Limited):「A」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に

株式会社三菱東京UFJ銀行(BTMU)、三菱UFJ信託銀行株式会社(両行とも株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の傘下銀行)
−外貨建て/円建て長期IDR:「A+」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に
−外貨建て/円建て短期IDR:「F1」に据え置き
−個別財務格付:「B/C」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に
−サポート格付:「1」に据え置き
−サポート格付フロアー:「A」に引き上げ
−BTMUの無担保優先債務格付:「A+」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に
−BTMUの上位劣後債務格付:「A」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に
−MUFGの優先出資証券の格付(MUFG Capital Finance 1 Limited、MUFG Capital Finance 2 Limited、MUFG Capital Finance 3 Limited、MUFG Capital Finance 4 Limited、MUFG Capital Finance 5 Limited):「A」を格付ウォッチ「ネガティブ」の対象に

(本稿は原文「Fitch Places Three Major Japanese Banks on Watch Negative」(2009年4月9日付)をもとに作成されています。)

照会先:渡辺 正彦(東京)、堀内 千花子、鳥谷 礼子 電話:03-3288-2772


メディア照会先:尾崎 千夏(東京)03-3288-2679

フィッチの格付の定義および格付に使用する用語は弊社のウェブサイトwww.fitchratings.com/ www.fitchratings.co.jp(日本語)に掲載されています。公表された格付、格付基準、格付手法も同サイトに常時掲載されています。フィッチの行動規範、守秘義務、利益相反、関連会社間のファイアウォール、コンプライアンスおよびその他の方針・手続き等もwww.fitchratings.com上の「行動規範」でご覧いただけます。